地域と街並みと景観
外壁、屋根の塗装をするときにコストや機能性など様々な判断材料を用いてどの塗料を使うか検討すると思いますが、最も気になるのが「色」という方は多いのではないでしょうか。色というのは街並みや景観で左右されることが多く悩みやすいですよね。
ですが好きな色に塗装してもらってももちろん構いません。しかし一度街並みや景観を意識して考えてみると視点が変わってくるかもしれません。ということで今回は街並みや景観の点から塗装について説明していきたいと思います。
街並みと景観を意識する
白色の家が並ぶ住宅地に1つだけ「赤色」の家が並ぶとどのように思いますか?個性が合っていいじゃないか、という意見ももちろんあります。
ですが多くの方は「目立つな…」と感じてしまうのではないでしょうか。
それもそのはずで人間は視覚で情報取り入れるのに、五感の約「87%」を使用しているからです。決して赤が悪い色というわけではありませんが、白色ベースの住宅地で急な赤というのはどうしても目立ってしまうでしょう。
そして一番厄介なのが第三者から曲がったイメージを付けられてしまうことです。
「この家だけ色が違うし住人もクセが強そうだな」、「せっかくの景観が崩れてしまうじゃないか」。
上記はあくまで一例です。
以上のように思われたくないなと思うのであれば街並みと景観は意識すべきといえます。
無理に合わせる必要はない
意識した方がいいと説明しましたが無理に街並みに合わせて「モヤモヤ」したまま過ごすというのはオススメできません。
モヤモヤしたままでは気分も晴れず、あのときこうしていれば…という思いがめぐってしまいます。
ということで基本的には自分の思い描く色を塗装しましょう。
また「色を組み合わせて」自分の好きな色を入れるというのも可能です。こちらの方法ですと景観を崩さず色を表現することができるので、気になる色がある場合は塗装業者の方と相談してみましょう。
何を目的とするか考えるが大事
まとめとなりますが、塗装において一番重要な考え方は「何を目的にするか」です。モノトーンやグレーなどとは違う色を塗って個性を出したい、色はなんでもいいから機能性とコスパを重視した塗装にしたい、景観や街並みを崩さず街に溶け込んだ雰囲気にしたい。
しっかり考えると様々な目的があると思います。ですのでまずは何を目的とするかを考えて、定まったうえで色の検討に入ることをオススメします。
AKIHIKO ICHIKAWA