知ってると得する屋根・外壁の同時塗装工事
塗装が必要な屋根と外壁は、メンテナンスのタイミングを合わせて同時に工事を行うと、コストが抑えられます。別々に塗装すると、屋根と外壁の見た目のバランスやつり合いが取れなかったり、ちぐはぐな印象を与えてしまいますが、同時に塗装するとまるで新築同様の仕上りになり、工事後の満足度も大幅にアップします。
同時塗装で施工費用が安くなる理由
塗装が必要な屋根と外壁の塗装は、別々に工事を行うと割高になってしまいます。高所での塗装作業で足場を設置し、安全に配慮した作業を行うことは、プロの塗装業者にとっては、当たり前のこととなっています。
足場を設置すると、撤去作業も必要ですので、一回で約20万円のコストがかかります。塗装は、塗料の耐久年数にもよりますが、多くは8~15年周期での塗り替え工事を前提としています。
どんな塗料であっても、耐久年数があり、やがては塗膜がボロボロに劣化していきますので、必ず下地補修をやったうえで、再塗装メンテナンスが必要となります。塗装回数が増えれば増えるほど、費用はあがりますし、その都度足場代の費用もかかります。
こうした理由から、同時塗装により、足場の設置代を節約する方法がおすすめです。「足場代を無料にする」、といった塗装業者もありますが、必要なコストを無料にすると、他の作業や材料を安くしなければならなくなることもあります。職人の安全に関するコストや高品質を維持する工程に関しては、省略させないように注意したいところです。
バランスの取れた新築同様の外観に!
外壁と屋根の塗装を別の時期にやってしまうと、どちらか一方が古く、どちらか一方が新しくなるので、全体的に統一感のないちぐはぐな外観の印象を与えてしまいます。
外壁を再塗装したけれど、屋根はなんだか汚れた感じがしているなど、よく見るとすぐにわかってしまうので、屋根と外壁は、同時に塗装したほうがいいでしょう。
屋根と外壁の塗装では、全体的な美観をトータルプロデュースするために、見た目の違和感を感じさせずに、うまくまとまりのある塗装の仕上がりにしてくれます。新築同様の外観にもなりますので、同時塗装工事は、検討に値する工事のアイデアです。
例えば10年ごとの定期点検や補修の計画が組みやすい
屋根や外壁以外にも経年劣化による補修や設備更新リフォームをすべき箇所はたくさんあります。建物は経年劣化しますので、10年や15年ごとに定期的に点検、補修、リフォーム、メンテナンスなどを行う必要があります。
塗料を使用した塗装工事の場合は、将来のメンテナンス時期を見極め、大掛かりな工事と併せた同時施工により、コスト削減になり、大幅値引きを引き出すことができます。
AKIHIKO ICHIKAWA