屋根や外壁塗装では、その色選びが成功や失敗の全てを決めてしまうほど重要です。色選びに無頓着な方も後で後悔しないように、基本の配色や人気色を選ぶことで大きな失敗を防ぐことができます。
屋根・外壁塗装の基本の配色とは？
基本の配色といっても、イメージが先行し、言語で表現することは非常に難しく、色合いや色味と言語が一致しているのかどうかをよく確認しなければなりません。色の名称にも相当な数のバリエーションがありますので、使い分けも難しく簡単に表現することができないからです。
ナチュラル系では、温かく、自然で、森の中にいるような色が選ばれます。
こげ茶系統やベージュ系統の色の組み合わせが選ばれます。
伝統で格式ばったクラシック系では、ナチュラル系よりも少し暗めの重厚感のある色が選ばれます。
モダン系では、クールなブルーの色が選ばれます。 新鮮さを求めるなら、肌色の明るめの色を組み合わせます。
配色は、2～3色を組み合わせます。暗い色と明るい色の組み合わせは無限大です。基本をベースにお好みの配色を選んでください。
流行に左右される人気色
塗装業者でも人気のカラーをおすすめすることがあり、流行に合わせた色なら塗り替え時にも新しいお住まいのイメージに一新することができます。
外壁で人気のある色は、ブロークンホワイト、ライトクリーム、モカ、ミッドビスケット、ニュートラルホワイトです。真っ白ではなく、ベージュ系統の色合いが多くなっています。
屋根の場合は、逆にグレーやブラックが選ばれています。スチールグレー、チャコール、アイボリーブラック、トゥルーブラック、トープ、スレートグリーンなどです。人気色とはいえ、いずれもよく似た色ですので、違いがわかりにくくなっています。実際にはいろいろな環境で色合いを確かめる必要があるでしょう。
具体的な色の決め方
基本の配色や人気色をベースに色選びをすれば、屋根や外壁塗装は、成功したも同然です。簡単に色の決め方や流れをお伝えすると、 近隣のお住まいの写真を撮影して、周囲のお住まいとの調和を考えた色合いに変更していきます。ご家族も交えながら、イメージと写真を一致させていきます。
イメージに合う色味は、大きな面積でなおかつ室外の陽の光が当たる場所で確認してください。夜間や雨の日最後は、カラーシミュレーションを行ったうえで、念のため試し塗りを行い、イメージ通りの色であれば、塗装はその色で決定しましょう。などのシチュエーションでもチェックが必要になります。
AKIHIKO ICHIKAWA