塗装と雨漏り修理は全く別物です!
外壁塗装で雨漏りが直る!という業者もいますが、こうした表現を使う塗装業者には要注意です。塗装では雨漏りは直りません。雨漏り修理の流れの中で屋根塗装や外壁塗装を行うことはありますが、全く異なる工事です。今回は、塗装と雨漏り修理との関係について解説していきます。
雨漏り修理では調査が最も重要
雨漏り修理と塗装は全く異なる工事です。雨漏り修理でも、必ず塗装が行われるわけではありません。塗装をしたら雨漏りが直る!と言われたからといってすぐに塗装工事の契約を結ぶ必要はありません。まずは冷静になって、塗装工事前の調査と調査結果を待つようにしましょう。
雨漏り修理前には、必ず散水調査が行われます。目視で雨漏りが確認できる場合がありますが、時間と手間をかけて散水調査を行います。雨漏りの原因は、屋根からの雨水の浸入の場合もありますし、外壁やサッシ周りからの雨水の浸入が原因となっていることがあります。
こうした雨漏りの真の原因を突き止めない限り、根本的な雨漏り修理ができません。外壁塗装だけが雨漏りの修理方法ではないことをよく覚えておきましょう。
雨漏り修理で必要な調査
雨漏り修理では、目視調査や見積りをしてもらった後に、すぐに塗装工事を行うことはありません。きちんとした調査を行います。雨漏り調査では、雨漏りの状況をできる限り詳しく話す必要があります。その後、実際に訪問調査を行い、雨漏り状況の目視確認を行います。
ここまでの段階では、たいていの雨漏り修理業者が無料で対応しているところが多いでしょう。そして、応急処置を行うべきか、何等かの修理工事を行うべきか、などの対処方法について、スタッフとよく相談してください。
雨漏りの応急処置では、1~5万円以内でとりあえず雨漏りの発生を止めてくれます。応急処置では、保証などはありませんし、再発する可能性も高いので、必ずきちんとした雨漏り修理を行いましょう。
有料になりますが、散水調査などの各種雨漏り調査が行われます。専門家が派遣され、1~2日間で10万円程度の費用がかかることがほとんどです。
雨漏り状況はヒアリングからもよくわかる!
雨漏り診断、雨漏り調査は、目視確認以上にヒアリングが重要です。雨漏りの発生時期や頻度、雨の状況によりどの程度の雨漏りがするのか、などのこれまでの雨漏り被害の状況をできる限り詳しく話すようにしてください。
専門家は、医者のように雨漏り被害の状況を聞いただけで、その原因が予想できます。いろいろな情報から、雨漏り箇所や原因を探っていますので、必ず専門家を呼んで話を聞いてもらうようにしましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA