シロアリが出てから退治は遅い!予防対策がとても重要
シロアリはなぜ嫌われているのでしょうか?シロアリが発生し、増えると、建物の木材だけではなく、コンクリートやプラスチックまでも食べてしまいます。シロアリの発生により、建物も床下から老朽化しボロボロになりますので、シロアリ駆除よりも発生させないようにする予防対策がとても重要となります。
シロアリが発生しやすい環境とは?
湿気が多いとシロアリが発生しやすい環境にあるといってもいいですが、それ以上に餌となるものが大量に存在するといつの間にかシロアリの数が増えていってしまいます。シロアリが好む食べ物とは、木材や紙です。段ボールなども食します。
湿気の多い環境にある木造住宅は、いつシロアリが発生してもおかしくはありません。シロアリはどこからでもやってきます。床下から入ってくることもありますし、羽アリが空を飛んでくることもあります。
また、お住まいの近くに森林があったり、シロアリ被害のあった建物があったりすると、いつの間にかあなたの住む建物の床下や建物内部にまで侵入してしまっています。
シロアリは、餌場を見つけるとフェロモンで餌の存在を仲間に知らせるため、いつの間にか大量に仲間を集めてしまいます。シロアリを予防するには、湿気の集まるところに、シロアリが好む木材や段ボール・紙などを放置しないことがとても重要なこととなるでしょう。
お住まいの環境でシロアリが出やすい場所を知る
シロアリが発生する場所というのもほぼ決まっています。シロアリが発生していたら、その場所でよく見かける可能性がありますし、専門家の点検でも同じような箇所を重点的に点検します。
例えば、湿度の高い床下、屋根裏や天井裏、柱、畳、押し入れ、玄関、水回り設備、ウッドデッキ、結露しやすい窓の周辺などです。鉄筋コンクリート造でも木材を使っていると、そこからシロアリが発生することがありますので、気を抜かないようにしましょう。
シロアリ駆除よりもシロアリ予防を
シロアリが発生してから駆除すると、数十万円の費用がかかりますし、木材の補修やリフォーム、設備の交換工事を行う必要がある場合は、トータルでは数百万円もの費用がかかってしまうでしょう。そのような無駄な費用を予防するために、できる限りシロアリ予防を重点的に行いましょう。
シロアリ予防施工を行うだけではなく、腐った木材を置かないことや建物の基礎部分の風通しをよくし、日当たりに配慮して湿気を溜めないようにしてください。
また、建物のすぐ近くに植物や紙類などの物を放置しないようにしてください。シロアリが好むものが多いと、外部からいつの間にかやってきて、床下から侵入してしまうことがあるからです。
AKIHIKO ICHIKAWA