先日、屋根の塗り替え時期についてご質問がありました。「新築8年目のスレート(カラーベスト)で屋根のコケが目立ちます。塗装したほうがいいでしょうか?」
こういったご質問はよくあります。外壁でしたら触ってみたり、間近で見たりしてなんとなく劣化状態が確認できますが、屋根の場合遠目で確認するしかありません。新築時には綺麗だった屋根も、紫外線により劣化していきます。
今すぐ塗り替えないと雨漏りしてしまうなどの状況ではないことがほとんですが、専門の業者に見てもらう時期には来ているかもしれません。最終的には業者に見てもらっての判断になるとは思いますが、いくつか屋根の塗り替えのサインをお伝えします。
屋根の塗り替えのサイン(スレート、コロニアル、カラーベスト)
・屋根の色があせている
・藻やコケが付着している
・塗膜につやがない
・ひどく汚れている
・塗膜が剥がれている
上記の症状が塗り替えのサインです。
外壁塗装と同時にした方が20万円くらい得?
近隣状況や屋根の勾配等によりますが、 屋根塗装の時には、高圧洗浄による汚れの飛散防止や塗料の飛散防止のためにも足場工事が必要になります。できれば、その足場を利用して外壁塗装も一緒に施工することをお勧めします。
屋根塗装と外壁塗装を別の時期に行うと、2回の足場費用がかかってしまいます。足場費用も安くはありません。一般的な住宅で15万円~20万円くらいかかります。それでも予算の関係で、今回は屋根だけ、外壁だけという方もおります。
業者に外壁の状態も診断してもらい外壁塗装はいつ頃必要か?なども聞いてみましょう。外壁塗装が必要な状態であれば、屋根と同時に行った方が長い目で見れば費用的にもお住まいの為にもメリットがあります。
実際のところご近所さんはどうしてる?
実際のところ新築から15年、20年以上塗装していない方のお見積り依頼も少なくありません。10年程度塗装される方が多いのは確かです。また、20年以上メンテナンスをしなかった場合、40%の確率(弊社の場合)で塗装ができません。
屋根の劣化が進行していて耐久性の良い塗料で塗装しても長持ちしない状態になっています。そのような場合は、塗装よりもカバー工法や葺き替えの方が適しています。カバー工法や葺き替えは屋根塗装の5倍程度の費用がかかりますが、耐久性が20年、30年以上と長くメリットが大きい工事です。
お住まいは財産です。長期的な視点で計画的なメンテナンスをお考え下さい。市川塗装では、屋根塗装、カバー工法、葺き替えなど屋根の工事でしたらすべてご提案できます。屋根塗装が必要かどうかも診断いたします。お気軽のご相談ください。
AKIHIKO ICHIKAWA