








出典:http://mizuho-ushiku.com/
屋根塗装、外壁塗装作業は、一日では終わりません。塗装前後の準備や塗装工程、乾燥時間も含めると、一週間から10日間は必要な作業です。臭いや騒音の対策の他、留守にする場合も細心の注意を払う必要があります。
養生はとても大切な塗装前工程
塗装工事前の「養生」はとても大切な作業です。丁寧な養生により、塗装作業の効率もよくなり、塗膜の品質も向上し耐久性の高い塗膜が完成します。養生は、とても面倒な作業ですが、お庭や植物などの花、花壇、ガレージの自動車などへの塗料の飛び散りを防ぎます。
お隣のお庭へも塗料が飛び散ることがあるので、養生と塗装作業は細心の注意を払って行う作業です。丁寧な養生により、窓枠などの細かい部分も隙間がなく、しっかりとテープが貼られるので、仕上がりも格段にキレイになります。
使用する養生テープも専用の製品を使います。塗装養生用テープは、耐水性、耐薬品性、耐候性に優れています。専用テープは、テープの糊も残りません。ビニールの表面には、コロナ放電加工がされており、ビニールに付着した塗膜が飛び散らないようになっています。
塗装する場所に近い花や植木は移動させる
外壁塗装時には、足場を設置します。足場は、外壁から1メートルの範囲内で組み立てています。植木やプランターなどの移動できるものは、塗装業者が動かしてくれますが、事前にわかっている場合は、ご自身で移動していただくようにご協力をお願いしています。
こうした意味から、塗装前は建物の周囲にはできる限り物を置かないようにしてください。大切にしている盆栽や鉢植えほど事前に移動させておくほうがいいでしょう。移動できない植木や植物には、ビニールを被せてしっかりと養生します。しかし、塗装工事中は、ずっとビニールがかかっているので、植物が枯れたり、弱ったりすることがあるので少し注意が必要です。
お庭の芝生が枯れるケースもあります
お庭の養生もケースバイケースです。外壁に近い地面に芝生が植えられている場合は、周囲1メートルの範囲内の芝生が一時的につぶれてしまうことがあります。養生のためにブルーシートを被せる場合もありますが、1週間ほど日光が当たらない場合は、芝生が変色したり、枯れたりします。芝生を資材置き場にする塗装業者もありますので、事前に芝生についてどのような養生を行っているのかをよく確認しておきましょう。必要な安全対策ですので、芝生が多少傷んでも仕方がありません。芝生は時間がたてば元の状態に戻ります。それほど神経質になることはないでしょう。
AKIHIKO ICHIKAWA