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屋根や外壁塗装の見積りは、無料が基本となっています。無料とはいえ、塗装業者はその道のプロです。見積りを依頼する側も真剣に質問をしながら、見積項目や工事単価などについて一つ一つきちんと確認すべきでしょう。
屋根や外壁塗装の見積書で確認すべきポイントとは?
屋根や外壁塗装の見積り依頼は、複数業者に依頼することが基本です。しかし、たくさんの業者に依頼すればするほど、正しい比較・判断ができない人が多いのも事実です。複数の業者をよく比較することでわかることはたくさんありますが、初心者は、必要最低限の比較ポイントを押さえて正しい判断を行う必要があるでしょう。
そこで塗装見積書のポイントを5つに絞ってご紹介します。
・塗装が必要な箇所や足場代などの必要な工事項目が全て記載されているか?
・塗装面積に関する項目
・塗装面の塗り回数は3回以上か?
・塗料のメーカー・商品名が正確に記載されているか?
・一式や諸経費など曖昧な工事項目の確認
一般的には上記のポイントに従って見積書をチェックしていけばいいでしょう。
わかりにくい塗装面積に注意
塗装に関する見積書を見ることが初めての人でも、複数の業者の見積書を見て、よく比較すればおかしな箇所が見つかる場合があります。比較の際に特に気になるポイントは、塗装面積です。特殊な形状の屋根や外壁を除いて、一般的な建物の屋根や外壁の塗装面積なら、概算でも算出することができます。
また、30坪の一般的なお住まいなら、外壁130~140平米、屋根60~70平米、40坪の一般的なお住まいなら、外壁160~170平米、屋根80~90平米の広さの面積が目安です。塗装面積があまりよくわからなくても、この数値から大きく逸脱している場合は、再計算を依頼するか、面積の測定根拠をよく確認するようにしてください。
また、過剰なサービスも実際には手抜き工事につながる恐れがあります。足場代無料や自社オリジナル塗料などのサービスも、よく確認できない場合や大幅値引きになってしまう場合は、即契約しないように慎重になったほうがいいでしょう。
見積書には有効期限がある
塗装の見積書には、必ず有効期限日の記載があります。見積書の有効期限は、顧客に対して「この見積書で契約できる期限」を示しています。人によっては、なかなか決断できない性格の人もいます。デッドラインを意識させることで、締め切りまでに意思決定してもらえるようになります。
見積書には有効期限があると、業者側も契約を急かす必要がありません。見積依頼から長期間経過して建物の状況が変わってしまったら、既存の見積書を破棄し、再度新しい見積りを行います。見積書の有効期限は1週間では短く、たいていは1ヶ月が有効期限となっています。
AKIHIKO ICHIKAWA