悪徳業者が多いと言われている塗装業界ですが、しっかりとした知識を身に着け、理論武装していれば、ダマされることが少なくなります。そこで、外壁塗装で悪徳業者にダマされない方法についてお伝えします。
飛び込み営業や訪問販売は避ける
大きな地震があった後、大型台風が通過した後には、一時的に悪徳業者が増えます。飛び込み営業や訪問販売を行う塗装業者や営業専門の会社が多く、地震後の建物外壁のひび割れや雨漏り被害について不安を煽り、契約を取る営業マンが増えます。特に屋根や外壁の被害状況は、見た目ですぐにわかるので、どうしても飛び込み営業を行う会社が増えてしまいます。
足場代を無料にする塗装業者
見積書を見て、足場に関する項目がない場合は、念のため塗装業者にも確認してください。足場が必要ではない塗装作業もありますが、高い品質の塗膜を形作するためには、安定した足場の設置が不可欠です。足場代は、10~20万円もしますので、足場代を無料にする場合は、他の材料や人件費、工事内容で調整してコストダウンしている場合があります。重要な項目をカンタンに無料にしてしまう悪徳業者には注意すべきでしょう。
相場からかけ離れた工事料金
特別価格、キャンペーン価格、大幅値引きなど、極端な値引きや値下げを行う場合、それだけの理由や根拠があるのかどうかを必ず確認してください。その場で契約を決めてしまわないようにし、よく考えたうえで決定か否かは後日改めて伝えるようにしましょう。数十万円の値引きの他、半額にするなどの工事料金は、相場からかけ離れた価格になっていないのかを最低限確認してください。
不安を煽る担当者
外壁の状態や劣化症状は、表から見える症状だけではなく、外壁内部や裏側の見えにくい症状もあります。すぐに塗装や塗り替えしなければならないなど、考える隙や暇を与えないような話しかしない担当者が出てきた場合は、悪徳業者である可能性が高いでしょう。
外壁の劣化症状は、ネットや写真などでも再確認したうえで冷静になって、塗装業者の担当者と話をしてください。相手に基本的な知識があると思ったら、塗装業者も無理な契約を急がずに引き下がるでしょう。同じ塗装業者が、大量の人員を使って同じエリア内で強力に訪問営業をかけている場合もあります。口コミやご近所の方のお話なども参考に、悪徳業者を撃退していきましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA