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外壁塗装で行われるクラック補修いろいろ
外壁クラックは、大小さまざまな種類のクラックがありますが、いつの間にか発生していますし、築年数を経るごとにクラックの溝が大きくなっていくケースもあり、雨漏りなどにつながる恐れがありますので、早急に補修を行ったほうがいいでしょう。外壁塗装前にも必ずクラックの補修が行われます。
外壁クラックは放置しないこと
クラックは、よく外壁を確認しないと見つからない場合もあります。小さなクラックでも念のため、その時点で補修したほうがいいでしょう。外観を気にする神経質な方なら、外壁クラックを発見したらすぐに補修するでしょう。
外壁クラックを補修しないと、ひび割れから雨水が浸入します。雨水の浸入により、木材が水分を含み、木部やサイディングが腐食します。シロアリの発生原因もなり、結果として外壁の交換をしなければならなくなるでしょう。湿気が多いと腐食の被害の他にも人体に有害なカビが発生し、住む人の健康を損ないます。
外壁クラックの補修方法と費用
外壁クラックの種類は、ヘアークラック、構造クラックの他、乾燥クラック・縁切れクラックなどに分類されています。
・ヘアークラック
髪の毛のように細く、短い線のようなひび割れです。原因は塗膜の劣化です。0.3ミリ以下のクラックですが、発生しやすいので、定期的にチェックして補修します。壁面洗浄した後、微弾性フィラーでクラックを埋め、塗装します。クラックの溝にシーリング・コーキング材を充填し、乾燥後塗装する補修方法もあります。
・構造クラック
住宅の構造上の問題が原因のクラックです。原因は、不同沈下、寒冷地での凍害、地震などでもひび割れが発生し、ひび割れも比較的大きく、目立つものとなります。クラック幅が1ミリ以上あると、外壁内部の雨漏りの発生が疑われるので、雨漏り調査を含めた補修が必要です。
モルタル・サイディングでは、カット工法により、クラック部分をUやVの形にカットしてプライマーを塗布し、シーリング材を充填します。乾燥後は、フィラーで表面を調整し、最後に塗装します。シーリング材の他に、エポキシ樹脂を注入する工法もあります。
・乾燥クラック・縁切れクラック
乾燥クラックは、塗装後に時間が経過して、塗膜水分がなくなった後にひび割れが生じます。小さなひび割れですので、汚れていると発見できないことがあります。
縁切れクラックは、作業の一時中断で生じるひび割れです。塗膜が途切れた継ぎ目のところで生じやすく、一度始めた塗装は、途切れる箇所まで均一に塗装しなければなりません。
外壁のクラック補修は、コーキング補修を行うことが多く、打ち増しは1平米あたり500~900円、打ち替えの場合は1平米あたり700~1200円です。足場を設置する場合は、1平米あたり700~900円の追加費用がかかります。
プロに修理依頼した方がいい理由
ヘアークラックなどの小さな傷なら、DIYでも補修可能ですが、応急処置でしかありませんので、クラックの箇所や種類、数を見極めて、修理業者にクラック補修と塗装を依頼したほうがいいでしょう。
ひび割れの幅の大きさや深さにより、適切な補修方法が異なります。塗装作業も含めてクラック補修を行うと、合計で80~150万円程度の工事費用がかかります。
再発を防止するためにも、経験豊富でアフターケアのしっかりとした塗装業者をおすすめします。塗装業者の保証の範囲を、保証書や契約書でよく確認するようにしましょう。また、火災保険や地震保険の加入の有無などを検討すると、保険金で修理可能な場合があります。
AKIHIKO ICHIKAWA