色選びのお話
仕事柄、お客様と長年外壁の色選びをしていて思うこと
1.色選びで決断力があるのは女性、男性は比較的時間がかかる。
2.長時間、悩んだ人の方が色選びに失敗している確率が高い。
3.色選びは建物形状や背景はとても重要。建物に合う色を無視して好きな色だけ考えると失敗する可能性が高い。(特にサッシの色は重要)
4.仕上がりを見て、想像していたより明るい(薄い)、彩度が強い(ピンクはより派手なピンクに)と感じる方が多い。
5.弊社のお客様の半数は、新築時の元の色(同じ色を選択)に戻す。元の同じ色に選ぶ理由、失敗はしたくない、新築時に選んだ色は嫌いではない
下記は、色選びの参考にしてください。
面積対比
同じ色でも、面積が大きい場合は、面積が小さい場合に比べて明度、彩度も高く感じます。この現象を面積対比(面積効果)といい、小さな色見本で壁面など大面積の色を決定する時は、明度、彩度ともにやや低めに設定して下さい。
彩度対比
他の色との対比で彩度が強調されることで、より鮮やかに見えたり、より鈍く見えたりします。これを明度対比といい、青空の天気の良い日に塗装した壁面を見ると想像していた色より鮮やか見えたりします。でも下の水色はどちらも同じ色です。
色の選び方
お住いをどのような色に塗り替えるか、イメージしている時はとても楽しいものです。「仕上がって見たら想像したイメージと全然違った」など後悔しないように、色選びのポイントをご説明します。
色は、光のあたり具合、周囲の色などによって、全く違って見えることがあります。以下のポイントに注意して、お住いのデザイン、雰囲気に合った、飽きのこない調和のとれた色を選びましょう。
周囲の景観を考慮しましょう
原色に近い鮮やかな色は周囲の住宅との差が強調されて、緊張感のある景観になってしまいます。住宅地ではそのような色は控えたほうがいいでしょう。近隣の景観の中に置いてイメージしてみましょう。
サンプルと仕上がりは違う
外壁塗装でよくある失敗といえば「仕上がって見たら想像したイメージと全然違った」というもの。 思ったより薄い、明るい、派手すぎたなど。 特に、外壁は面積が広いため、「サンプルの色」と「仕上がりの色」の差異は広がりますので注意しましょう。
サンプルから選ぶときは、彩度と明度を下げる
できるだけ実際の色に近いイメージを持つためには、小さなサンプルだけでなく、大きいサンプルを見せてもらいましょう。より仕上がりのイメージが掴みやすくなります。またイメージする色が決まったら、サンプルの色より彩度(あざやかさ)と明度(あかるさ)をワンランク下げて選ぶようにしましょう。(暗め渋めで選ぶのがポイント)
汚れや色あせが目立つ色
黒や白は汚れが目立ちやすい色です。
原色に近い鮮やかな色は色あせが、目立ちやすいので、落ち着いた色を選びましょう。
サンプルは屋外で確認
大き目のサンプルを手に入れたら必ず屋外で確認しましょう。良く晴れた日の朝日の光で見るのが理想です。屋内の照明で見る色と、屋外の陽の光で見る色では色の印象が大きく違います。
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