塗装をメインにしたお住まいのメンテナンスとは?
屋根塗装や外壁塗装は、定期的に行う大規模なお住まいの工事です。5年や10年、15年ごとの節目に行われることが多い塗装工事ですが、その他、お住まいのメンテナンスも同時にやっておくと、お住まい全体の寿命も長くなり、いつまでも快適に住むことができます。塗装工事と同時にできるお住まいのメンテナンスや修理などについて解説します。
屋根の塗装と外壁塗装を同時に行うとお得
金属屋根やスレート屋根は、定期的に塗装メンテナンスが行われます。塗装箇所は異なりますが、外壁塗装と同じような流れで工事が行われます。足場や同等の塗料を使うなど、共通する準備や作業が多いので、効率がよくなり、総コストの節約につながります。
特に足場の設置は、必ず必要な塗装工事前の準備項目です。足場代は、10~20万円程度かかります。屋根と外壁の塗装を同時に行うと、その金額だけ節約できるようになりお得です。また、養生や下地処理なども同様の理由で節約できることが多いでしょう。
瓦屋根の場合は屋根修理を同時に行うのがポイント
同じ屋根でも瓦の場合は、耐久年数が長いので、50~60年間はメンテナンスが不要だと言われています。しかし、陶器製の瓦以外の漆喰や防水シートは、20年程度で耐用年数を迎えます。
古い家屋になるほど、瓦が破損したり、瓦がズレたりしていますので、瓦の修理が必要です。塗装作業では、足場や養生もしっかりと準備しますので、同時に屋根の点検と補修を行うとお得です。外壁塗装と併せて、屋根の修理を行うことにより、瓦の屋根であってもお住まい全体の品質の維持や寿命延長につながります。
ベランダ・バルコニーの防水工事
お住まいにベランダやバルコニーがある場合は、防水施工にも耐用年数がありますので、外壁塗装と同じタイミングで防水工事のやり直しを行います。
屋根があってもなくても、床面は紫外線にさらされやすく、ベランダやバルコニーが雨漏りの原因になることが多いので、定期的な防水施工は必ず行う必要があります。
ベランダやバルコニーの防水層が剥がれていたり、水たまりができていたり、鉄部の錆び、階下の雨漏りの発生が見られたりしたら、外壁塗装と同じタイミングで防水工事をやっておくといいでしょう。ベランダやバルコニーからの雨水の浸入は、意外と多いので、定期的な点検は必須であると思われます。
雨漏りの発生や建物内の腐食が進んだ後の屋根や建物の修理は、全て交換しなければならない場合もあり、高額な工事費用が請求されることがあります。そのようなことのないように、塗装工事と併せて、屋根塗装や屋根修理、防水工事を行っておきましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA