お忙しい方ほど、外壁塗装工事前の近隣へのご挨拶はきちんとやっておいたほうがいいでしょう。一般的には塗装業者が中心になって、近隣住民へのご挨拶に向かいますが、その際、施主ご本人が同行してもいいでしょう。ここでは、スマートに行う外壁塗装工事前の近隣へのご挨拶について解説していきます。
近隣住民へのご挨拶の重要性
近隣へのご挨拶は、ご迷惑をおかけするという謝罪やお詫びの意味だけで行うものではありません。塗装工事についての案内や注意点などもしっかりと伝える必要があります。塗装工事中だけではなく、塗装工事後もご近所の方と良好な関係を維持するためには、ご挨拶は必ずやっておくべき重要なことです。
そのため、粗品選びよりも大切なことは、工事期間(休日など)、工事中の作業時間帯、養生についての注意点、日中の緊急連絡先など、工事中に何か事故やトラブルが発生したときでも、迅速に対処できるような事前対策を準備しておかなければなりません。簡単な文書にしておくと間違いがなく、いざというときにも役立ちますし、後で見直しすることができます。こうした細かな配慮も必要ですので、塗装業者とよく打ち合わせを行い、施主ができることも事前にやっておくようにしましょう。
挨拶の範囲
塗装工事の騒音はとても大きいので、ご近所へのご挨拶だけで数十軒もまわらなければならないと思うかもしれません。しかし、実際には、ご挨拶はお住まいの建物と隣接する8軒だけでもOKです。8軒とは、お隣の2軒、向かいのお住まい3軒、裏の3軒です。その他、必要であれば、地主や自治会の会長さんなどもまわっておくと準備万端です。挨拶を疎かにせず、同時に塗装工事で伝えるべきことがあればしっかりと伝えるようにしてください。
粗品の準備
粗品は相手が気をつかってお返しをしなければならないような高額なものや、自分がもらっても困るようなものはやめておきましょう。よくある具体例としては、タオル、石鹸、お菓子、地域指定のゴミ袋などです。値段は、一つ500~1000円程度です。
施主ご自身でご挨拶に回る場合
塗装工事の内容について詳しい説明をする必要がありますので、塗装業者が中心になってご近所へのご挨拶をします。しかし、施主が行く場合は、業者に同行するか、業者が行く前にご挨拶を済ませてください。その際、ご自身で用意した粗品、菓子折りなどを持っていくと印象もよくなります。
AKIHIKO ICHIKAWA