専門家でも難しいと言われる外壁塗装のサンプル色選び。ちょっとしたコツがあります。それは屋外でサンプル色を選ぶことです。やり直しできない外壁塗装だからこそ、念には念を入れて、屋外でも色をチェックしてください。
まずは屋外に出てお好みの色を探しに行こう!
お住まいの周辺だけではなく、全国各地には有名な住宅地が存在します。まずは実際にお住まいになっている家を見に行ってみましょう。お近くならランニングやペットの散歩などのついでに見に行くことができます。普段は意識していない外壁の色もしっかりと確認しましょう。
写真を撮ってもよい場所なら、雨や曇り空の日など、いろいろな状況のときに訪問して、同じ位置で写真を撮ってみましょう。
もっとしっかりと実物を見たいと思うならモデルハウスがおすすめです。新築時の外壁の色がよくわかります。 お住まいの周辺エリアには、景観条例が設けられていることがあります。奇抜な色は避け、指定されている色の中からお好みの色を選んでください。
街並みや雰囲気に合わせた色でなければ、お住まいの外壁だけ浮いたような感じになってしまい必ず失敗します。
塗装しない部分と塗装する部分のバランスが非常に重要です。外壁塗装では、カラーシミュレーションを行うことがありますが、塗装しない部分との調和をよく考えるようにしましょう。
色見本は必ず屋外で確認してください
色にもいろいろな種類があるように、外壁塗装で使う塗料も無数にあります。専門家でもない限り、色見本を見ても、微妙な色の違いを判断することはできないでしょう。
インターネットでは外壁塗装に関する塗料の色見本なども閲覧することができます。しかし、屋外で見る外壁塗装色は、モニタ画面で見る色と印象が全く異なります。
最初は色の系統から決めるようにし、ブラウン系やベージュ系などといった色の大まかな方向性を決めて絞りこんでいくようにしましょう。
屋外は、自然の太陽光線が降り注いでいます。屋内とは全く異なる印象を与えてくれます。そして、屋外で見た色のほうが、外壁塗装工事施工後の現実に近い色になります。
試し塗りはもちろん家族みんなで決めよう!
戸建て住宅なら、お子さんを含めたご家族みんなで外壁塗装色を確認するはずです。色を具体的な言葉で表すことは難しいので、イメージでも構いません。みんなでお好みの色を確認することで、何かイメージと違う、こんなはずじゃなかった、というトラブルを防ぐことができます。
最終的には試し塗りを行い、ご家族全員が納得できる外壁塗装のサンプル色を選んでください。
AKIHIKO ICHIKAWA