そもそも外壁・屋根塗装はしなければいけないの?
外壁塗装や屋根塗装について必要性を感じる場面は中々ありません。人によっては何十年もの間感じずに過ごす方もいらっしゃると思います。
となると一つの疑問が浮かんでくるのではないでしょうか?そうそれは「塗装をする必要はあるのか?」ということです。ということで本記事では塗装に関して必要性を感じることができない、必要だとは思うけどよくわからないという方に向けて塗装の必要性を説明していきます。
塗装は必要?
早速本題に入っていきますが、まず「塗装は必要」です。塗装を行わない、という選択肢は建物を「劣化」させる直接的な原因となります。塗装は単に色を付けるために行うものではありません。風、雨、湿気、熱等々様々な要因から壁や屋根を守るために行われる工程です。
ですので省いてしまうと、「壁・屋根自体の劣化加速」「劣化による見た目の悪さ向上」などの事態になり、塗り替え・張り替えという選択を迫まれてしまいます。安く抑えたはずが、近いうちに「倍以上」の金額を払う羽目になってしまうかもしれません。
また最悪の場合全面張り替えというパターンもあり、笑えない状態になることもあるでしょう。以上のことから塗装は必要と言えます。
*金銭的に余裕がない場合は見積もり段階で相談しましょう。
値段だけでは決めてはいけない!
塗装が必要と認識していただいてもまだ問題点はあります。それは「安さ重視」で決めてしまうこと。何が悪いの?と感じるかもしれませんが、実は大きな落とし穴があります。
安さで選ぶと金額面では満足していただけるかもしれませんが、「機能的」でなかったり「短いスパン」で塗り替えを余儀なくされるなど様々な問題が発生します。機能的ではないというのは、断熱性や浸水などへの耐久性が低いということです。極端に言うと家の中で快適に過ごすことが難しくなります。
そして短いスパンで塗り替えというのは、塗料自体の耐用年数が短いことが原因で起こります。例に出すとフッ素系の塗料は15~年で塗り替え時期となりますが、安価なアクリル塗装は7年ほどのスパンで塗り替え時期となります。
アクリル塗装が悪いというわけではありませんが、数字にすると2倍ほどの差が出てしまいます。以上のことから安さ重視で選択するのは一度考えていただきたいです。
ですがやっぱり最初は安く抑えたいという場合は気にせず選んでもらってかまいません。塗り替えに合わせて計画的に運用していけば問題になりませんので今後も考えながら選んでいきましょう。
AKIHIKO ICHIKAWA