外壁塗装工事は、今の住宅にお住まいになっている間に、何度か経験する外壁の重要なメンテナンスです。外壁塗装工事は、数十万円～数百万円の費用がかかりますが、その成功は、工事前と工事中でほぼ決まってしまうと言っても言い過ぎではありません。ここでは、外壁塗装工事の工事前と工事中の注意事項について簡単に整理していきます。
外壁塗装工事は工事前と工事中でほぼ決まる！
外壁塗装工事の成功は、何よりも事前準備を怠ることなくやるべきことを順番にこなしていくことです。塗装工事前の契約内容や外壁塗装工事でよくあるトラブル、いくつかの注意点などを押さえ、工事中も事前にできるトラブル対策がたくさん用意されています。事前に予防対策ができるトラブルは、あらかじめ手を打っておきましょう。
それでも、予期せぬトラブルが発生することがありますが、口コミや経験者の情報を頼りにうまく対処していくと外壁塗装工事もおおかた成功に終わることになるでしょう。
外壁塗装工事前の注意事項
工事前の注意事項とは、契約を結ぶ前から始まっています。外壁塗装前の点検などを終えた後に、すぐに契約を結ぶ場合もありますが、塗装業者から見積書や契約書などの書面をもらったら、塗装工程の他、着工した後にどんな工程が予定されているのかもよく確認してください。
高圧洗浄や下地調整は特に重要な作業工程です。「〇〇一式」といった見積項目も見落とさずによく内容を確認していきましょう。外壁塗装はやり直しが難しい工事です。
そのため、保証内容に関しては、他社とよく比較しながら事前によく検討すべき内容です。全てのトラブルや工事内容が保証されることはありません。5年や10年といった長期の保証期間は必要ですし、定期無料点検も保証内容として入っており、その都度無償で引き受けてくれるなら、塗装後も長期間安心できます。
外壁塗装工事中の注意事項
屋外で作業を行う外壁塗装中でも、しっかりと施錠することを忘れなければいつも通り外出できます。外出中は、作業員ともすぐに連絡が取れるようにしておいてください。工事内容の変更や契約内容の変更は、日を改めて行うようにし、外出先などで曖昧な回答をしないようにしてください。必ず書面に取り決めたことを記載し、残すようにしましょう。
洗濯物は、必ず屋内に干します。衣類に塗料がついたり、臭いがついたりする可能性があるからです。塗装工事の完了前には、必ず「完工確認」が行われ、施主が立ち会いのもと、塗装の最終チェックが行われます。時間が取れない場合もありますので、事前にスケジュール調整して、塗装工事がスムーズに完了できるように、施主が協力すべき事項だと考えられます。
塗装作業中の臭いや騒音は誰もが迷惑です。近隣とのトラブルをなくすには、事前に行う挨拶回りがとても重要です。挨拶回りは、原則として塗装業者が行いますが、念のため施主も挨拶回りをしておくとトラブルが起きにくくなります。
AKIHIKO ICHIKAWA