外壁塗装は、工務店・ハウスメーカー・リフォーム会社に依頼しても必ず塗装職人会社がおこないます。それならば、お客様が塗装職人会社に直接工事を依頼すれば、仲介マージンなどの余分な経費がかからず、2割から4割程度、安く工事ができるかもしれません。
では、塗装職人会社に依頼すればいいのかというと、そう単純ではありません。塗装職人会社といっても、いろいろな種類の会社が存在します。熟練職人が丁寧に施工してくれる会社から、そうでない会社まで、様々です。
そこで、塗装職人会社の種類と特徴を解説していきます。塗装会社は、大きく3種類に分類されます。
塗装職人会社の種類
1人親方の塗装職人
下請け主体の塗装職人会社
元請け主体の塗装職人会社
1人親方の塗装職人
個人経営の塗装店で、親方1人の会社です。電話帳に掲載されている塗装会社の実に70%以上がここに分類されます。
依頼するメリット
・良い職人さんを見つければ、しっかりとした施工をしてくれます。
・工事費用が安い
依頼するデメリット
・品質保証がない
・色選びや塗料の提案力が弱い
・1人なので工期が長い
・ホームページもなく実績が見えない
電話帳への登録やホームページもない業者が多く、良い職人さんを見つけるのは不可能と言ってもいいかもしれません。塗装職人の良し悪しの判断は、実際に施工してから数年後、塗装の耐久性を見てからの判断になります。業者を探している段階で、良い職人さんか悪い職人さんかの判断は難しいです。
この業界で30年近く職人さんを見てきた経験から良い職人さんに見られる共通点を挙げていきます。(あくまで私見です)
良い職人さんの共通点
・身なりがしっかりしている(あまり作業着が汚れていない)
・車がきれい (車にペンキが付いていない・車内もしっかり整理されている)
・寡黙な感じ (調子のいい感じではなく落ち着いている)
・質問したことに素早く回答できる (自信が見える)
塗装職人に限らず、あなたの会社にも仕事ができる人、できない人がいると思います。仕事ができる人を思い出してみてください。
次回の記事で 下請け主体の塗装職人会社 と元請け主体の塗装職人会社 の違いをご紹介していきます。
AKIHIKO ICHIKAWA