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- 塗料選びよりも重要な下地処理
- 塗料選びよりも重要な下地処理
「塗装なんてどこに頼んでも同じ、とにかく安くできる業者の方がお得!」と、激安の業者さんを選び、思い通りの仕上がりにならず後悔された、というお話をお客様からよく伺います。
そうならない為に、塗装工事で重要な下地処理についてご紹介していきます。
最重要工程は下地処理
外壁塗装で重要な工程は、「事前調査、下地処理、塗料選定、重ね塗り‥」などがあげられますが、最重要工程は下地処理です。
下地処理とは、塗装をする前に外壁や屋根の塗装面の状態を整える作業です。
徹底した下地補修は、塗膜の耐用年数に直接影響する最も重要な工程です。
また、一般の方には下地処理の出来栄えが判断しにくいので、手抜き工事が発生しやすい工程でもあります。
外壁塗装の手抜き工事の一例
下の写真は他社が塗装した事例ですが、塗装後短期間で不具合が発生しています。
外壁塗装業者の手抜き工事による不具合ですが、直接的な要因は、すべて下地処理の簡略化によるものです。
下地処理を丁寧に行おうとするほど時間とお金がかかります。外壁塗装を請け負っている業者の中には、この下地処理をできるだけ簡略化することで、安く外壁塗装を請け負う塗装業者がたくさんいます。
しかし、下地処理がしっかりできていないと品質の高い塗料を使ってもすぐに剥がれてしまったり、本来の塗料の性能が発揮されず早期に劣化がおこる場合があります。
下地処理と同じくらい重要な業者選定
下地処理が大事だ!といくら私たちが理解しても施工業者が下地処理をしっかりやってくれなければ意味がありません。だから下地処理の重要性を理解するのと同じくらい、業者の見極めが重要になります。
下地処理の内容
高圧洗浄
高圧洗浄は、塗装面にこびりついたカビや汚れを高圧の水洗いによって洗い落とし、塗料の接着をよくするために行います。
高圧洗浄
高圧洗浄前
高圧洗浄後
ひび割れ補修・浮き補修(サイディング壁)
「亀裂」は下地の乾燥の過程でおきる収縮や建物動きによって発生します。
ひび割れ周囲をVカット
プライマー塗布後シーリング充填
補修痕が目立たないよう成型して完了
浮き(反り)補修
サイディングは木と同じ性質を持っています。伸縮、膨張を繰り返しサイディングボードが反ってきます。弊社では浮き(反り)をできる限り戻してから塗り替えを行います。
サイディング浮き
ビス固定
浮き補修後
ひび割れ補修(モルタル壁)
ひび割れ巾の確認と補修工法の選別。0.5㎜以上はVカットシール充填工法、0.5㎜未満の軽微なひび割れは、シーリング材や微弾性フィラーと呼ばれる下地調整材をひび割れに沿って充填します。
ひび割れ幅を確認
Vカット
Vカット後
シーリング充填
出典:https://www.ig-consulting.co.jp/
カチオンモルタル
既存模様復元
下地処理完了
金属のサビ処理
鉄部の塗装で一番大切なのは、完全にサビを取ることです。錆の上から塗ってしまうとサビの進行が止まらず、1年もしないでサビが発生します。
金具類のサビ落とし
雨戸サビ落とし
サビ止め塗装
サビ止め塗装
サビている配管金具の取替
ステン金具に取り替え
ALC壁のシーリング
ALC壁は目地が多くあり、その周辺のトラブル(主に雨漏り)が発生しやすい材料です。また動きの大きい材料であるため、目地シーリング処理が重要になります。
ALCの板間目地
テープ貼り
プライマー塗布
シーリング充填
シーリング完了
サイディング壁のシーリング
サイディング壁は木と同じ性質を持っており、断面部分がよく水を吸水します。それによりサイディングが収縮し反ってきます。シーリングをいかに長持ちさせるかが、塗装工事での最も重要なポイントです。
既存シーリングの撤去
マスキングテープ
プライマー塗布
ボンドブレーカーテープ
シーリング充填
シーリング完了
高耐久シーリング材を使用する
最近では、従来のシーリング材よりも長持ちする高耐久シーリング材が登場しており、しっかりと施工すれば15年以上持つと言われています。
高耐久シーリング材、オートンイクシード15+
サイディング断面に古いシーリング材を残さないように、丁寧にカッターで削ぎ落しをおこなうことが、シーリングを長持ちさせるポイントです。
削ぎ落し
スレート屋根の下地処理
ひび割れ補修
出典:http://www.toptech.co.jp/blog/cat8/post_114.html
劣化した屋根材の差し替え
経年で抜けて出た釘
屋根の棟板金を止めてある釘は、年数が経つと徐々に抜け出てきます。いずれ釘が抜け落ちて、最悪の場合、台風などで吹き飛んでしまうことがあります。同じ大きさで同じ場所に釘を打ち込んでも、早期にまた出てくるため、抜け出た釘は、ステンレスビスで打ち替えることにしています。図1のように正しく打ち込んである釘は、抜け出ることはありません。
ステンレスビス3.7×40で打ち替え
ビス頭シーリング
板金継ぎ手シーリング
塗料の接着性向上に目荒らし
サビ止め塗装
市川塗装は、点検・部分補修だけでもOK、葺き替え・カバー工法も可能です。まずは、我が家は塗装が必要かどうか、無料診断をご依頼ください。
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AKIHIKO ICHIKAWA