外壁材で選ぶなら「窯業系サイディング」が多い理由
住宅に使われる外壁材にもいろいろな種類があります。サイディングもその一つです。他にもモルタル、塗り壁、タイルなどがよく選ばれています。
そして、サイディングの中にも窯業系や金属系などの各種タイプの外壁材が用意されており、デザインや色が豊富で施工しやすいというのが、よく言われている一般的なサイディング外壁の特徴です。
好みや雰囲気で選ぶサイディングの種類
サイディングには、窯業系、金属系、木質系、樹脂系などの各種素材が用意されています。窯業系サイディングは、セメントが主要な原材料です。セメントと繊維質の原料などを加え成型して外壁材としたものです。
デザインが豊富で、耐震性や耐火性にも優れています。無塗装のタイプもありますが、機能性の高い光触媒や耐候性の高い塗料で自由に塗装することができます。
軽量さが人気の金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミニウム合金、ステンレス鋼板などを使用しています。表面だけではなく、裏面材、断熱効果の高いしん材を使って薄い金属板のデメリットを補っています。金属系のサイディングは、断熱効果や防水効果が高く、ひび割れや凍害などが起きにくい素材を使っています。
耐候性に優れた樹脂系のサイディングは、塩化ビニル樹脂を主な原料としています。輸入住宅でよくみられるデザインが多く、塩害や凍害などにも強いことで知られています。樹脂系の素材は、錆びや腐食の心配がないのが大きなメリットです。樹脂系サイディングは、軽量で外壁の張り替えリフォームにも適しています。
天然木の風合いが癒しになる木質系サイディングは、素材に天然木を使用し、塗装や特殊な表面処理などを施したサイディングです。断熱性能などにも優れ、環境にも対応しています。同じようなデザインのサイディングは少なくなり、樹種によって、微妙に違うオリジナルのデザインが楽しめます。横張り、縦張りなども自由に選べます。
7割は窯業系サイディングを選んでいます
住宅の外装では、7割近くが窯業系サイディングを選んでいます。窯業系サイディングは、他のサイディングに比較すると、求める性能が全てにおいて高水準で、バランスのよい外壁材として取り扱いも容易です。
例えば、防汚性、遮音性、防水性が高いことに加えて、その他全ての性能面において平均的に高い性能を保持しています。また、商品のバリエーションも豊富です。
シンプルなデザインでも、木目調や石積み調のデザインなど、まるで本物と同じような外壁面の仕上がりも可能です。洋風和風を問わず、どんな外観にも合わせることができる点が魅力です。
外壁材の耐久性を維持し、長期間色を保つために、さまざまなグレードの塗料からお住まいのサイディングにぴったりの塗料を選ぶことができます。他にも、耐候性の高い塗料、遮熱・断熱性能の高い塗料、光触媒塗料、低汚染型塗料などから目的や予算に応じた塗料を選ぶことができます。
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