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住宅の内壁に使われているものは多種多様な素材があります。壁紙クロスや塗壁、木などたくさんの素材が使われています。ほぼすべての内壁にも塗装は可能ですが、今回は大量生産の為、安価で一番多く室内壁で使われている、壁紙クロスへの室内壁塗装についてメリット、デメリットをご紹介します。
室内壁塗装のメリット
まず、壁紙クロスなどには出せない素材感や魅力があります。塗装された壁は、カフェやレストランのように落ち着いていて温かみのある空間を演出してくれます。また、壁の一面だけを塗装しアクセントとして華やかに見せてくれます。
壁紙の場合、一部に汚れができた場合、一面すべてを張り替えなければなりません。また張り替えても周りと色が合わず全体を貼り直さないときれいに修復することができないなどがありますが、塗装の場合は、部分的に塗装が出来ます。壁紙クロスの上に塗装をするので、張り替える手間がなく、廃材があまり出ないこともメリットとしてあります。
そして、今では塗料も様々で、ユニークなものもあります。一般的な水性アクリルペイントのほかに、壁を黒板の様に変える黒板塗料、ホワイトボードの様に使えるスケッチペイント、磁石貼ってはがせるマグネットペイントなどもあります。
室内壁塗装のデメリット
壁紙クロスに比べて、塗装した壁の方が汚れが付きやすい点についても注意が必要です。油や水がはねやすいキッチンにはしっかりと下塗り材で塗装してからがおすすめです。その他に塗装に使う塗料は時間が経過すると臭いが薄れていくものですが、塗装をした直後は独特の臭気に不快感を覚える可能性があります。
窓や玄関を開放して通風性を良くしたり、換気扇を回したりすることで、しっかりと換気することが肝心です。また、塗装してから完全に乾燥するまで半日から数日かかることもあります。その分安易に壁に触れないなど生活の不便もあります。
外国では、壁が汚れたり傷がついたからではなく、気分で塗装をしています。嬉しいことがあったり、子どもの成長に合わせてなど、もっと感情的な感覚によるものだそうです。日本でも、防カビや吸放出性のある自然塗料と呼ばれる漆喰や珪藻土など、環境や風土に合った塗壁もあります。コテでの仕上げではなくローラーや刷毛での塗装が出来、壁紙クロスの上に塗装が可能な材料もあります。
今でも壁の塗装が生活の中に根付いるようです。皆さんも少し変わった内装で楽しんでみるのもいいかもしれません。